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「働き盛り」という言葉

 早いもので、9月も下旬。1か月以上もさぼってしまいました。

 この間何をしていたかと言うと…真夏の暑い日も、食品添加物の講演が目白押し。そして2学期の授業の準備。まちデザイン市民講座の後期講座や、BELLEの秋冬の教室の広報(チラシはHP)、会員の皆さまにお送りする通信づくりなど、内でも外でも、結構な多用ぶりでした。
 その分ちょっとしたストレスもあり、愚痴っぽいブログもなあ…なんて思っているうちにどんどん時間が過ぎました。ストレス発散に一番効くかの人の舞台が1回しかなく…。
 
 この1か月で経験したことのなかに、日本家政学会食文化研究会の夏期特別研修がありました。毎年行われている食文化探訪の旅で、今年は三河の食を訪ねるものでした。参加者はお一人を除き女性で、そのほとんどが大学の先生や研究者の方たち、人生の先輩たちです。
 
 みりん、お茶、ごま油、いちじくの生産現場を訪ね、文庫で古書を拝見し、JAの施設を見学、そして講演会もありという目いっぱいのハードスケジュールを難なくこなす皆さんのパワーにとにかくびっくり。いえ、まず、この企画内容にびっくりでした。
 
 とても充実した企画でしたが、その中での一番の感動は…今回の企画を中心的に担当されたある先生のさりげない一言。「私は働き盛りをこの地で過ごし…」という言葉です。
「働き盛り」という言葉、これまで意識することなく使ったり、耳にしたりしてきましたが、何となく男性向けの言葉だと思ってきました。女性の口からご自身の働き盛りという言葉を聞いたことってあったでしょうか。
 
 自然に使われた言葉でしたが、私にはとても新鮮で、驚きでした。食文化の研究はこうした女性たちの力で行われてきています。ホテルの部屋で、「家事をきちんとすれば仕事をしてもいい」と言われたお話、子どもは一人育てるのが精いっぱいだったという体験談を同室の先生方から伺いました。皆さん、さまざまな苦労を乗り越えていらしたのですね。
 
 翻って私の働き盛りって?と考えてしまいました。出産を機に仕事を辞めた私は、再就職をする意思も持てず、生活クラブ生協の活動に出会いました。仕事をせずに、好きなことが出来たという意味では、恵まれていたと思います。
 関心を持って活動を進めているうちに、それを仕事にする道が開け、現在に至っています。働き盛りと言えば今かなあ。それにしてはちょっと歳を重ねすぎ、いささかガタがきかけていますが。
 女性も体力のあるうちに、仕事にがんばれるといいですね。もちろん子育ても大切な仕事ですが、一人で抱え込まずに、両方バランスよく出来るといいなとつくづく思います。
 私もいつまでがんばれるか…と感じ始めていましたが、諸先輩方のお姿に感動し、身体に気をつけながら、まだまだ新しいことに挑戦しようと思い至った旅でした。
 せっかくお仲間に入れていただいた部会なので、これからも何とか時間を作って、食文化のお勉強と共に、諸先生方のパワーに触れられたらと考えています。

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