長い1週間でした。めいっぱいのスケジュールで、とにかくほかのすべてのことは22日以降に…という状況。何とか週末にたどりつきました。それにしても充実しきった1週間でした。
前週は…小学校での授業2回、中学校での授業1回、打合せに自由が丘の料理教室フィーヌゼルブの最終回…それをこなしながら、16日からの週の準備であっという間に過ぎました。
そして、先週は…
月曜日、クッキングスタジオ講師・アシスタント研修3回目。今回は食品衛生についてと、講師・アシスタントの心得についてです。講師リーダーの方による実践的な研修です。お料理をしながら、お話しするって難しいですね。でも黙って作業するわけにはいかないし、受講生にお伝えしたいことはたくさんあるし、食農共育につながるメッセージも発信したいし、何より、講師の人間的な魅了を出して欲しいし…訓練はまだまだ必要です。
午後は1月の講演についての打合せの来客。一般的には食と環境へのつながりより、食の安全への関心が高いようです。食品添加物、表示の見方…といった内容を望まれます。そこから、地球市民として、持続可能な生産と消費をどう作り出していくか…という食農共育をと思うと、組み立ても緻密に行わなければならなくなります。お正月の宿題かな。
続いて、クッキングスタジオのチラシについて、作成をお願いしているリバティハートさんとの打合せ。私たちにはないセンスで、すてきなチラシを作ってくださいます。新しい取り組みなので、インパクトも大事ですが、必要な情報をきちんと盛り込むことも求められます。形が見えてきて、うきうきします!
火曜日。荒川区の小学校での授業3回目は最終回です。たった3回の授業でしたが、英語のお買い物ゲームあり、清涼飲料水の実験あり、その中でバーチャルウオーター・フードマイレージ・地産地消を盛り込んだプログラムでした。しっかり受け止めてくれたようで、最後のグループ討議も、クラスを代表して述べてもらった感想も、とても頼もしいものでした。とくにグループ討議で、「農業員制度をつくり、指名された人は農業を行う」とか「家庭で必ず作物を作るという法律を作って、守らなかったら、1年間農業をする」というような意見が出たことが印象的でした。小学生にも「裁判員制度」については知られているのですね。前者はそこからヒントを得たようです。また、6年生は社会科の授業で法律のことを学ぶのでしょう。普段の学びと結びつけて考えてくれたのだと思います。農家の人に任せるだけでなく、何とかして、皆で作ることを考え、実行しようという考え方には、拍手です。何か、子どもたちと別れるのが淋しかった。ご準備くださった先生方のご配慮もとても嬉しかったです。
事務所に戻り、3月のワークショップ主催者の方と打合せ。地球市民かながわプラザで3月1日に行うセミナでの企画です。どなたでも参加いただけるのだと思います。
水曜日。西東京市の小学校での最後の授業。これは6年生の先生の独自プログラムに、私たちの5回の授業を取り入れた先生とのコラボ授業。とにかく、膨大な資料を組み合わせ、独自のプログラムを実行された先生に大拍手です。私たちもとても勉強になりました。楽しくもありました。なかなかできることではありませんが、こういった先生主体の授業とのコラボが、今後あちこちに広がるといいなと思います。
これまた、先生とも子どもたちとももっと一緒に授業したい!感じでした。
さて、兵庫県の丹波市「NPOいちじま丹波太郎」からKさんが上京され、火・水の授業を見学されました。今年の初め、私が前山小学校に講座に伺ったことがきっかけです。Kさんは、ご自分なりのプログラムで、小中学校での授業を始められています。こうして広がることが私にとって、何よりの喜び。何か参考になったでしょうか…
木曜日。午前は、CSの事務局について、人に会いました。NPOのなかなか厳しい経営の中で、若くてやる気のある人たちを正規雇用、もしくは十分な対応でのアルバイト採用できないことが残念でなりません。これまでも、食農共育の内容に関心を持って、働きたいと門をたたいてくれた人、インターンシップの学生たち、メールで求人について尋ねてきた方…などあったのですが。任意団体としての設立以降7年間、走り続けてきましたが、事業継続の構造が成立し得るか…クッキングスタジオの開設を直前に、大きな課題解決に向けて、検討しています。
午後は、小平の中学校での授業2回目。前回は、予定通りに進みませんでしたので、今回は気を引き締めて臨みました。午後の選択授業。突っ伏して居眠りの男子生徒も少しいるのですが…反応の活発な何人かの生徒たちからは…「食料自給率をアップするには?」「食わない!」「日本の家庭で出している使わないで捨てる食料は1週間にどれくらい?」「50キロ!」…あ~あ、この反応です。でも、授業のムードメーカー(たまにまともに答えてくれるので)であることに間違いない。
そんな中、ちょっとおふざけの生徒の頭越しに、じっと真剣に聞いているまなざしもあり、、興味深そうな視線で一生懸命メモをとっている生徒もあり、前回お休みした女子からは「休まなければよかった」というつぶやきも。次の時間に先生がうまくまとめてくださったことと期待しつつ、何とも慌しい2回の授業が終わりました。中学校3年生…なかなかむずかしいですが、意味のある取り組みなのですよね。新しい道に進む前に、食と農を考えることは、絶対に必要だと思います。
超特急で事務所に戻り、生活クラブとの協議会、そして18時からはスタジオ講師リーダーの方たちとの打合せ。スタジオのレシピひとつを確定するにも、吟味に吟味を重ねます。準備作業はまだまだ続く、夢と希望はこうした努力の積み重ねの上にかなうのですね。がんばらねば。それにしてもこの日、事務所を出たのは10時半。う~ん、翌日は出張なのに。
金曜日、山梨県の睦合小学校の食育授業にお招きいただきました。これは夏に山梨県の家庭科の研修会に参加されていた栄養教諭の先生が、その場で、学校に来てほしいとアプローチしてくださり、日程調整等に苦労を重ねた結果、実現することになったものです。
甲府から身延線に乗り、内船駅で下車したのは2人だけ。車で迎えに来ていただき、到着した学校のまずきれいで明るい校舎にびっくり。次に、廊下にかけられた額の絵にびっくり、セザンヌ・ゴーギャン・ゴッホ…さらに校長先生にお目にかかってびっくり。もともと音楽の先生で、今も市民バンドを率いていらっしゃるとか、その先生、めちゃくちゃ達筆。廊下にある春夏秋冬をあらわした掲示板の文字、色紙の俳句、みな先生の毛筆によるもの。伺えば、技術家庭科も教えられたことがあるとか…日曜大工もお手のもの?
廊下の絵は副校長先生。1階の廊下だけでなく、2回にはシュールレアリズムの不思議な絵…など、毎月かけかえていらっしゃるとのこと。美術の先生ではないそうですが、お好きなのだとか。先ほどの春夏秋冬の掲示板には、副校長先生が描かれた夕焼けの美しい絵がありました。伺えば、小説もお書きになるとか…
芸術家肌の校長・副校長先生に驚かされ、私と何となく波長が合う気がして(お二人の性格は全く違うのよ、と栄養教諭の先生はおっしゃっていましたが)、子どもたちに会うのもとても楽しみに。廊下ですれ違う子どもたちは、学年を越えて、皆元気に「こんにちは!」のご挨拶。
授業の前には、給食をいただきました。今週は国産のものでまとめた地味な献立ですとおっしゃっていましたが、おいしく頂戴しました。そして…
授業は音楽室で4・5・6年生一緒という、設定は難しいもの。おまけに時間は60分。パワーポイントの画面でクイズを盛り込みながら、進めましたが…心配に及ばず。積極的でよく考えている4年生がむしろ授業をひっぱります。そしていい所ではさすが!の6年生の発言…反応がすばらしく、本当に楽しく授業できました。「考える」「想像する」時間を少しずつとりつつ、あとはどんどん進めたのですが、短い時間でも小さな頭で一生懸命考え、想像する子どもたち…この子たちに真実を語り、構造で考える習慣をぜひ身につけてほしい、そうしなければ、日本の、地球の未来はないと思います。私は小さな灯火をともす役かな。
短い時間でしたが、拍手に送られて音楽室を去るとき、とっても暖かく、そしてこれまた別れ難い淋しい気持ちになりました。クイズでは子どもたちに負けずに手を挙げてくださった先生方…そのご指導の賜物でもあるのでしょう。このまままっすぐ伸びていってねとエールを送りたくなるようなかわいい子どもたちとの出会いでした。
さて、土曜日は、藤沢へ。生活クラブの福祉クラブ生協で、たすけあいのお仕事をしていらっしゃる方たち対象の学習会でした。食べることは命を育むことですから、人はさいごまで、食べることを大切にしていものです。このような機会を与えていただき、食農共育の考え方をいろいろな現場で実践していただければと思います。
これで、年内の授業・講演はすべて終了です。多くの出会い、多くの学びが私自身の宝物です。この宝物を生かし、来年も少しでも新しい情報を加味した講演ができるよう努力したいと思います。
夕方は、娘の初舞台。なんと芝居好きの娘は、劇団員として演じる側を経験することになったのです。裏方は得意で、それなりに役にも立つだろうと思っていましたが…こちらは将来が全くわかりませんので、これ以上の言及は避けましょう。
こうして、1週間が終わりました。今日はちょっとボーっとしてしまっています。いいお天気。暖かいのは嬉しいですが、12月も下旬にこんな気温…やっぱりすこしおかしいのでしょうか? 今から、ちょっとパソコンに向かってお仕事します。